沖縄の風景

エチカの鏡を見て、
また驚かされました....

番組タイトルは「現代の出産事情」とあったのですが、
画面に現れたのはまるで仙人のような風貌の一人のおじいさん。

何でも産婦人科歴50年、
出産立ち会いは実に2万件という出産の生き字引、
吉村医院の院長、吉村正さんが一人目のゲスト。

「昔の妊婦はつるつると生んでいたのだから、
出産も昔のやり方にすればいい。」

築200年余りの古民家で、
妊婦さんが大きなお腹で薪割りや煮炊きをしたりと、

できるだけ自然の生活を送りながら出産に備えるという、
昔ながらのやり方を提唱する吉村先生。

ちなみに食べ過ぎの「ぱくぱく」、
何もせず寝ている「ごろごろ」、
精神的に極度の緊張状態である「ぴりぴり」が、

妊婦さんに最も良くないことなのだそうです。

大きなお腹の妊婦さんが薪割りをする姿を見て、
本当に大丈夫なのかとちょっと心配でしたが....　

ちなみに一般の産婦人科医院の帝王切開率が20パーセントを超えるのに対し、
吉村医院の帝王切開率はたったの2.1パーセント。

本当に「つるつる」と生まれているのですね。

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番組の後半ではまた、
痛みをほとんど感じることなく出産できることで有名な、
「ソフロロジー式分娩法」も紹介。

ソフロロジー式分娩法は無痛分娩というわけではないですが、
出産に備え十分にリラックスすることで陣痛を緩和し、

痛みをほとんど感じることなく笑顔で出産できるという、
フランスで生まれた分娩法とのこと。

笑顔で出産なんて本当かよと思ったのですが、

オーククリニックフォーミズ病院で実際に行われた、
ソフロロジー式分娩法による出産シーンでは、
確かに妊婦さんはあまり痛みを感じていない様子。

病は気からという言葉がありますが、
「出産も気から」ということでしょうか。

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次のゲストは１万人を越える妊婦さんに胎教を施してきたという、
胎教の第一人者、森本義晴さん。

胎児に胎教を施すことで、
胎児の脳が活性化して発育が良くなり、
優しい、好奇心の旺盛な子供が育つと説明する森本義晴さん。

森本義晴さんがお勧めする胎教法は、

妊婦さんのお腹を軽く叩いて、
胎児に刺激を与えるキックゲームや、

胎児にニックネームを付けて、
大きな声でゆっくりと話しかけること、
そして胎児に様々なジャンルの音楽を聴かせることなのだそうです。

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吉村医院の吉村正先生は、
番組の最後のこう言われました。

人を愛するということは、素晴らしいことなのです。
いまどきの出産を想えば、家族を大切に思えます。

何かの縁で生まれてくる小さな命、どうせなら大事にしてあげたいですよね。


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