国頭村に行ってきたわけですが....
沖縄本島最北端の辺戸岬の近くに、茅打ちバンタ(かやうちばんた)とよばれる本島屈指の断崖絶壁があります。
高さ約80メートルといわれる茅打ちバンタ、近くの宜名真(ぎなま)漁港付近を一望することができ、天気の良い日は青い海が目の前に広がり、沖縄本島屈指の絶景ともいわれます。
茅打ちバンタの「バンタ」は沖縄の方言で崖の意味で、名前の由来は、束ねた茅を崖から投げるとあまりの強風でバラバラになったことからきているといわれます。
名前の由来にもありますが、こちらの茅打ちバンタ、もうとにかく海から突き上げてくる風がスゴイ....
画像ではそれが全然伝わってこないと思いますが、休むことなく風が常にゴーゴーと吹いており、帽子などは簡単に飛ばされてしまいますので注意してください。
で、茅打ちバンタが有名な理由はもうひとつありまして....
今でこそ別の道が整備されたので、茅打ちバンタを通る車の数は減っているのですが、ひと昔前は宜名真から辺戸岬へ向かうにはこの道を通るしかなく、車が一台やっと通れるかの幅しかなかったため、いつも渋滞することで有名でした。
「戻る道」とよばれるこちらの道路、私の記憶では車が通る光景しか見たことがないのですが、その昔は岩の裂け目や木の根っこを捕まえながら、人ひとりがやっと通ったといわれますから、もはや道といえないほどの状況だったと思います。
こちらの戻る道で特に印象に残る場所は、茅打ちバンタの手前にそびえる巨大な岩。
今にも海に転げ落ちてしまいそうな巨大な岩ですが、これは1913年(大正2年)の道路工事で岩の裂け目を利用して道を広げたときの名残りだとか。これだけの大岩を割ってでも道を広げたことで、地域の生活が格段に便利になったという記録が残っているそうです。
ちなみに、
1960年代の戻る道の様子はこちら。
戻る道を通って茅打ちバンタを見学に行くとき、なんて狭い道だとただ文句をいうのではなく、当時の方々が困難にも負けず道を広げたのだということを思い出してあげてください。
茅打ちバンタと戻る道の場所はこの辺り
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