福地ダムの風景
台風13号が沖縄に接近する前の話ですが、沖縄本島北部にある
福地ダムまで足を運びました。
福地ダムの貯水率ですが、このところの雨不足から60パーセントを割り込んでしまったとのことでした。
台風13号接近前の話ですので状況は変わっているかも知れませんが、その日聞いた話では、このまま雨が期待できないようであれば、
近々給水制限がかかるだろうとのことでした。
ダムを見ても、貯水率が低下していることは一目で分かるような状況です。
福地ダムの様子を一通り確認した後、管理事務所そばにある
福地ダム資料館の見学に行きました。
福地ダム資料館では、県内ダムに関する資料や沖縄の水事情などについて紹介されています。
古来の人々がどうやって貴重や天水を貯める工夫をしてきたか、
粟国島のトゥージを用いて紹介されています。
粟国島のトゥージ(天水かめ) - 現地の看板より引用
トゥージとは、凝灰岩を彫って作った石の水がめです。昔、水のとぼしかった粟国島では、ほとんどの家の庭先に見られ、屋根や庭の樹に降った雨を溜めたり、または
遠くの井戸や溜池から水を汲んできては、このトゥージに溜めて利用していました。トゥージは
島の西海岸に多い凝灰岩を切って作り、海岸から村まで50人以上の村民が力を合わせて運びました。
トゥージは親から子へ財産として受け継がれ、島の人たちの家宝でした。この大きな水がめであるトゥージに触れると、水を確保しようとする当時の人々の気持ちがひしひしと伝わってくるようです。
福地ダム資料館では、他にも県内ダムや沖縄の水事情について、資料やパネルを展示して詳しく説明されています。
実は私は福地ダムのことをずっと「ふくちダム」と呼んでいたのですが、「ふくじダム」が正しい呼び方であることを初めて知りました.... 全然知らなかった、恥ずかしい....
台風13号接近前の画像なので状況は変わっているかも知れませんが、こうしてダムの貯水状況を目の前で見せられると、水の大切さについて、改めて考えさせられます。
福地ダムの場所はこちら
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