東京都に行ってきたわけですが....
いやー、面白かったです。テオ・ヤンセン展。
....と、その前に、
テオ・ヤンセンって誰?という方は多いかと思います。そういう方は、まずこちらのYouTube動画をご覧下さい。
Theo Jansen - YouTube
このYouTube動画に登場する「ビーチアニマル」達を製作したのが、オランダ出身の彫刻家、テオ・ヤンセンさんです。
テオ・ヤンセン展(新しい命の形) - パンフレットより
テオ・ヤンセンは1948年(昭和23年)、オランダのスヘフェニンゲンに生まれました。デルフト大学で物理学を専攻しますが、1975年(昭和50年)にその研究を辞めて画家となりました。1990年(平成2年)から「ビーチアニマル」を作り始め、2007年(平成19年)には彼の作品を使用したBMWのテレビCMが放映されました。
1990年(平成2年)から、テオ・ヤンセンは新しい生命の形「ビーチアニマル」を製作しています。ビーチアニマルの体を構成しているのは、他の生命体のようなタンパク質ではなく、全く別の基本要素、すなわち黄色のプラスティックチューブです。これらのチューブから作られた骨格は歩くこともできるし、風からエネルギーを取り込むので、普通の動物のように食事をとる必要もないのです。彼らは何世代もかけて進化し、嵐や海水にも耐えることができるようになりました。テオ・ヤンセンの究極の願いは、このビーチアニマルの群れを浜辺に放すことです。いわば彼は生命の創造を模倣することで、神が直面したであろう様々な問題を体験し、自然とより賢く付き合う方法を探しているのです。
本展示会はテオ・ヤンセンが神として歩んだ経験の証です。神として生きるのは決して楽ではないし、がっかりすることも多い。しかし稀にだが物事がうまくいくと、神であることが世界で最も素晴らしいことだと思えるのです。
今回、テオ・ヤンセン展が開催された日比谷パティオ特設会場がこちらです。近くを立ち寄って本当に良かった~
日比谷パティオ特設会場には、テオ・ヤンセンさんが生み出した「ビーチアニマル」とよばれる作品が多数展示されていました。
ビーチアニマルが海辺を歩く姿をテレビで見たことはありましたが、実物を見るのはこれが初めて。
無機質な材料を組み合わせてつくられた作品のはずなのに、手で押すとまるで生き物のように動き出すのにビックリ!まるで生命が吹き込まれたかのようです。
テオ・ヤンセンさんが生み出すビーチアニマルは、実はどこにでもあるプラスティックチューブで出来ています。特設会場で流れていたプロポーションビデオには、ゴミ捨て場から大量のチューブを拾い集め、ビーチアニマルを製作していくテオ・ヤンセンさんの姿が映し出されていました。
ビーチアニマルの製作は、小さな試作品をつくるところから始まったそうです。
小さな試作品をいくつもつくってみては改良し、少しづつ、少しづつ、ビーチアニマル独特のあの稼働メカニズムを確立していったのだそうです。
その後、ビーチアニマルはだんだんと巨大化していきます....
初めの頃に手がけた木製のビーチアニマル「アニマリス・リノセロス・リグナタス」は、稼働メカニズムはほぼ確立していたものの、その重みで砂浜に沈みやすかったのだとか。
そのアニマリス・リノセロス・リグナタス、そばに近づいてみると、寄せ集めの廃材から出来ていることが分かります。
その後、プラスティックチューブで製作されたビーチアニマルが登場していきます。
[テオ・ヤンセン展、その他の記事はこちら]
テオ・ヤンセン展(その1) ~ 偶然立ち寄ったテオ・ヤンセンさんの展示会に大興奮!
テオ・ヤンセン展(その3) ~ どんどん巨大化していくビーチアニマルたちに大興奮!
テオ・ヤンセン展(その4) ~ プラスチックチューブから「生き物」を創造したテオ・ヤンセンさんに大興奮!
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