東京都に行ってきたわけですが....
テオ・ヤンセンさんがゴミ捨て場から拾い集めたプラスティックチューブから、様々なビーチアニマルが生み出されていきます。初めは単純な動きしか見せなかったビーチアニマルですが、次第にいろいろな特徴を見せるようになります。
「アニマリス・サブローサ・アドレセンス」は、背中についている四枚の羽で動き、脚は一種の変速装置によって制御されていたそうで、ただ歩くだけでなく、地面に穴を掘ることもできるのだそうです。
「アニマリス・ジェネティクス」は交換可能な357個の遺伝子(プラスティックチューブ)を持っており、七頭のアニマリス・ジェネティクスで群れを作ったこともあるそうです。
他にも様々なビーチアニマルが展示されていたのですが、中でも目を引いたのはこの2頭でした。
「アニマリス・オルディス」はBMWのプロモーションビデオ用に特別に作られたビーチアニマルで、今までとは違った印象を与えるための変種だそうです。
アニマリス・オルディスはこの展示会の中で唯一、直接手で触れることができたビーチアニマルです。重さは25キログラムとのことでしたが、指一本で押せるほど簡単に動かすことができました。確かにこれほど簡単に動かせるなら、風の力を受けただけで歩くわけです。
YouTube - テオ・ヤンセン展
そして圧巻だったのは、この「アニマリス・ヴェルミキュラス」。これまでのビーチアニマルは風の力を受けて動き出していたのに対し、アニマリス・ヴェルミキュラスは風の力を利用して自分自身で力をため込み、そのため込んだ力を利用して筋肉を動かすというかなりの力作。
アニマリス・ヴェルミキュラスは重さが120キログラムもあり、これまでのビーチアニマルのように風の力を受けるだけではびくともしないため、「筋肉」を動かして移動するという手法が取られたのだそうです。
その仕組みは背中についた羽が風を受けると、プラスティックチューブで作った空気入れのような形のポンプが動き出し、尻尾の部分にある28個のペットボトルに空気が圧縮されていきます。
尻尾のペットボトルに圧縮された空気がたまると、その空気を利用して、足下の部分に取り付けられた空気入れのようなプラスティックチューブが勢いよく地面を斜めに蹴り上げます。アニマリス・ヴェルミキュラスは圧縮空気を利用して地面を蹴ることで前に進んでいくことができるという訳です。
プラスティックチューブとペットボトルだけで、こんな凄いビーチアニマルを生み出すなんて....
YouTubeに、テオ・ヤンセンさん本人がアニマリス・ヴェルミキュラスを実際に動かしている動画がありました。室内デモのため羽を動かすことはできなかったようですが、足下に付いた空気入れのようなプラスティックチューブが地面を蹴り上げる様子が写されています。
YouTube - テオ・ヤンセン展に本人登場
ただのプラスティックチューブから、これだけのビーチアニマルを生み出したテオ・ヤンセンさんには本当に脱帽です。
[テオ・ヤンセン展、その他の記事はこちら]
テオ・ヤンセン展(その1) ~ 偶然立ち寄ったテオ・ヤンセンさんの展示会に大興奮!
テオ・ヤンセン展(その2) ~ 東京に現れた数多くのビーチアニマルたちに大興奮!
テオ・ヤンセン展(その3) ~ どんどん巨大化していくビーチアニマルたちに大興奮!
そして、平成29年10月.... 東京で感激したテオ・ヤンセンさんの作品が、沖縄で見られます!
テオ・ヤンセン展覧会in沖縄2017、これは楽しみです!
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