久里原貝塚の風景

沖縄の風景 はじめ

2010年09月09日 09:30

伊平屋村前泊のシヌグ堂から100メートルほど離れた場所に、沖縄県史跡に指定されている久里原貝塚があります。


 久里原(くさとばる)貝塚 - 現地の看板より引用

 久里原貝塚は標高5メートルの砂地に形成された、沖縄早期~同後期の複合遺跡で、約600平方メートルの範囲に土器などが散布しています。
 昭和36年の発掘調査で伊波式、荻堂式、大山式と呼ばれる沖縄前期の土器が多く出土し、それと共に奄美の土器や石器なども見つかっています。この時代は縄文時代の後期に相当し、当時から奄美との間で頻繁な交流があったことが分かります。昭和54年の調査では、2メートル余りの遺物包含層が確認され、その最下層から茶痕土器と呼ばれる縄文時代前期の土器が初めて見つかりました。それによって、伊平屋の土器文化が一気に数千年も遡ることになりました。
 この貝塚は伊平屋の歴史はもとより、沖縄と奄美の文化的関連性を調べるうえで欠かすことのできない、重要な遺跡です。

昭和57年3月4日 沖縄県指定史跡
沖縄県教育委員会 伊平屋村教育委員会

久里原貝塚はこの辺りなのですが、広場があるだけで、特に目立ったものはありません。


地面を掘ってみると、なにか出てくるのかな....


今はあまり目立たない久里原貝塚ですが、学術的にはとても重要な場所なのだそうです。


 久里原貝塚の場所はこちら



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