マムヤの墓 | 東平安名崎の風景

沖縄の風景 はじめ

2013年12月10日 12:00

宮古島に行ってきたわけですが....

宮古島の観光案内で必ずといっていいほど紹介されている、
東平安名崎(ひがしへんなざき)に行ってきました。

東平安名崎公園の駐車場に車を停め、
東平安名崎灯台を目指して歩き始めたわけですが....


これが意外と遠い....
日頃の運動不足が身に染みます。

汗をかきかき、
東平安名崎の遊歩道を歩いていると、
遊歩道の途中でなにやら大きな岩がひとつ。

岩をよく見ると横穴があいています。


岩にあいた横穴をよく見ると、
穴の中に何かあるようです。

岩に近づいて横穴の中を確認すると....


 マムヤの墓

 平安名のマムヤ 新生り乙女 野城按司の 崎山の坊や
 で謡いだす「マムヤのあやぐ」は、野城按司との悲恋を歌った物語です。このあやぐや民話によれば、

 マムヤはニフニリ(香草の名)の芳しい香りのする絶世の美女として伝える。妻子ある野城按司は、マムヤを見染めて恋仲になるが、「将来の事を思えば、マムヤよりは糞尿の臭いがしても妻のほうがいい」と諭されマムヤを捨てる。按司の心変わりを知ったマムヤは、平安名崎の断崖から身を投じる。悲嘆にくれた母親は、再びこの村に美人が生まれないようにと神に祈願した。

 と伝えています。いつの頃からか、この巨石はマムヤの霊を弔う「マムヤの墓」として伝えています。およそ400メートル西側にある、マムヤが機織りしたと伝えられる岩穴は、「マムヤの機織り場」として、文化財に指定(平成3年4月9日)されています。

宮古島市指定史跡
平成3年4月9日指定

岩の横穴にあったのは、
平安名崎の断崖から身を投じた、
マムヤを弔う墓でした。


この岩にこんな悲しい話があったなんて....

東平安名崎に行かれた際は、

少しだけ足を止めて、
手を合わせてあげてください。


[東平安名崎、これらの記事もどうぞ]
東平安名崎公園の風景
津波石とパナリの風景
東平安名崎灯台の風景
東平安名崎展望台の風景


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