ヤマトゥガーの風景
島で暮らす方々にとって、常に気になるのは水の事ではないかと思います。
昔から水で苦労してきた粟国島ですが、島の南側にある
ヤマトゥガーには真水の沸く泉があり、そこから流れる地下水を貯水タンクに貯め、貴重な水源として大事に活用していたとのことです。
ヤマトゥガーへ行く道だけは案内板がなかったため、観光パンフレットを片手にそれらしい道を進んでいきます。
多分ここではないかと思って進んできた道はかなりの急勾配で、これは帰りは一苦労だなと思いつつ先を進んで行くと....
あ...、行き止まりだ。
この急勾配の坂を戻らないと行けないのかと思うと、疲れがどっと出てきました。
でもこの行き止まりの道ですが、よく見ると左側の側溝が欠けているように見えます。駄目もとで草むらの中に入っていくと.... あ、手すりらしき物が見える。
これは奥に何かあるぞと思い、草むらを掻き分けて中を進んでいくと、ヤマトゥガー入口を見つけることが出来ました。
草が生い茂ってしまったため、道が探しにくかった訳ですね。
ヤマトゥガーの入口ですが、高さ5メートル以上はありそうな岩がちょうど1メートルほどの幅に裂けていて、人が一人通れる程の道になっていました。岩が裂けた箇所から上を眺めても、その岩がかなりの高さであることが分かるのではないでしょうか。
規模は違いますが、昔似たような場所に行ったことがあるなあ。
>>
バリバリ岩は動く島の証明書
裂けた岩の入口を抜けると、島の南側の海岸に降り立ちます。
今は使われていないようですが、ヤマトゥガーの泉から流れる地下水を貯めていた貯水タンク跡が見えます。
またその向こう側には、島の最西端にあたる
筆ん崎が見えています。
貯水タンク跡の側からヤマトゥガーを眺めてみます。
海岸線の脇の方に、貯水タンクの水を集落まで吸い上げていたポンプ小屋の跡が残っています。
今は使われていませんが、当時の島の方々にとっては本当に有り難い施設だったと思います。
ヤマトゥガーの場所はこちら
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