トゥージのある風景

沖縄の風景 はじめ

2007年11月13日 02:18

例えば南大東島の場合、明治33年に島へ上陸した一団が開拓を決意したのは、島にある大池を発見して水の確保に目処がついたからだと言われています。島で生きていくためには、水の確保はそれだけ重要なことでした。

粟国島の場合、今でこそため池や水タンクの整備が進んでいるのですが、元々水の乏しい島であったため、つい最近まで水の確保には本当に苦労したとのことです。

そのため、今も島のあちこちでトゥージと呼ばれる石で出来た水瓶を見ることが出来ます。















もう飲料用として使われることはないそうですが、今でも農業用として大事にされています。昔は大きなトゥージを持つ家ほどお金持ちとされていたそうです。















まあ、今ではオブジェと化したトゥージもありますが。















殆どのトゥージは島の西海岸にある凝灰岩をくり抜いて作られているため、表面が白っぽく見えるものが多いそうです。
まあ、このトゥージは表面に何か塗ったのではないか、と思うのですが。















今でも大事にされているトゥージは、粟国島の水の歴史を物語っているかのようです。

















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