洞寺の風景(その1)
粟国島から那覇に戻る当日、
フェリーあぐにの出発まで時間があるとのことで、
民宿風月さんのご好意で自転車を貸してもらえることになり、時間まで島内を散歩することに。
日頃の運動不足でペダルを漕ぐ足がふらつきながらも、辿り着いたのが、粟国島の北側に位置する
洞寺と呼ばれる鍾乳洞。
洞寺の伝説 - 現地の看板より引用。
この洞寺は今から二百年ほど前、雲水(うんすい)和尚という僧侶が渡島して、この洞寺で読経三昧に過ごすうちに亡くなり作られたものとされ、和尚の頭の化石が今も祭られてる。伝説によると、雲水和尚は那覇の寺に在職中、他の寺の僧との問答を行い、雲水は仏の功徳によっては水面を下駄ばきで歩行出来るとの議論になった。問答は「首を切る」賭けにまで発展、二人は実行することになった。
雲水が呪文を唱えて水面に立ち、水鳥が水面に浮かぶように徐行し始めたので、他の僧は驚き、法力で彼の法術を破ろうと呪文を唱えだした。しばらくは読経の声が続いたが、奥武山に近づいた時、法術が破れたか、片足を水に突っ込み濡らしてしまい、賭けに負けてしまった。
しかし奥武山へあと一歩のところまで来たことで、首切りは許され粟国島への流刑となった。雲水は洞窟を見つけそこで暮らすうち、周辺の農民や青年を相手に遊びや話を通じて親しくなった。今でも和尚と親しくなった畑主の子孫らが洞窟祭りとして旧正月、九月には主として拝むようになっている。
粟国村誌より。
洞寺にやってきたのは何年ぶりでしょうか。さっそく中に入ってみることにします。
洞寺に入っていく様子は、こちらをご覧あれ。
洞寺の中ですが、本当は人が入るとセンサーが反応して照明が点くという仕掛けになっているのですが、この日はなぜかセンサーが反応せず、奥に進むにつれだんだん焦っていく様子が分かるかと思います。
これ、決して驚かせるつもりで撮影したものじゃないですよ、念のため。
洞寺の場所はこちら
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