シルミチューの風景
うるま市の浜比嘉島に行ってきたわけですが....
浜比嘉島は神の島とも呼ばれており、
島のあちこちに神聖な場所があるのだとか。
その中でも特に有名なのがシルミチューと呼ばれる場所だということで、
さっそく行ってみることに。
シルミチューは車の乗り入れが禁止されていますので、
歩いて現地に向かいます。
車を停めた場所から100メートルほど歩くと、
シルミチューに向かう鳥居と階段が見えてきます。
鳥居のすぐそばに石碑があるのですが、
痛みが激しいため文字を読み取ることができません。
鳥居の向こう側に見えているのがシルミチューでしょうか、
階段が思った以上に長いのは驚きです。
浜比嘉島はそう大きな島でないのですが、
その島にこんな場所があったなんて....
長い階段を上った先にもう一つの鳥居があり、
その向こう側に鉄柵らしきものが見えます。
階段を上った場所は広場のようになっており、
大きく突き出した岩の間に洞穴らしき隙間がいくつか見えます。
その中でも特に大きな洞穴がシルミチューです。
シルミチュー - 現地の案内板より引用
字比嘉の南南東端の森の中に大きな洞穴がある。地元では琉球開びゃく祖神、アマミチュー、シルミチューの居住したところと伝えられている。
毎年、年頭拝み(ニントウゥグワン)には比嘉のノロ(祝女)が中心となって、海浜から小石一個を拾ってきて、洞穴内に安置された壺に入れて拝んでいる。また洞穴内には鍾乳洞の陰石(いんせき)があり、子宝の授かる霊石として崇拝され、信仰圏の広い貴重な霊場である。
勝連町(現うるま市)指定文化財6号 民族資料(無形民俗文化財)
勝連町教育委員会 平成7年2月20日
鉄柵の間からシルミチューの中を覗くと、
岩の隙間にある洞穴が見えるのですが、
その中は果たしてどのようになっているのでしょうか....
シルミチューは子宝を授けてくださる神様だということで、
この日も夫婦らしき方が何組か来られていました。
他にもあるよ、
沖縄の子宝祈願、安産祈願
泡瀬ビジュル(沖縄市)
珍々洞、満々洞(南城市)
ニャティヤ洞(伊江村)
ミーフガー、ガラサー岩(久米島町)
シルミチューの場所はだいたいこの辺り
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