栗城史多さん沖縄講演会

沖縄の風景 はじめ

2009年11月09日 01:20

栗城史多さんが小柄な方とは聞いていたのですが.... 栗城さんの第一印象はズバリ、

この人本当に山に登れるの?

身長162センチ、体重60キロと小柄だし、体力測定してもごく普通の数値ばかりで、特別なところは何も無いし、テレビの企画で富士山登山すれば、貧血のため一人下山するはめになるし.... 本当に登山家なの、と聞きたくなるくらい、ごく普通の人にしか見えない栗城史多さん。

しかし、実は栗城史多さん、世界7大陸中、6大陸最高峰の単独登頂に成功した後、7大陸目の最高峰、エベレスト 日本人初 単独無酸素登頂に挑戦してきたばかりの、日本屈指のソロ・アルピニストなのです。



人間が普通に生活できる限界点は約5000メートル、酸素ボンベ無しで活動できる限界点は約7500メートルだと言われているそうです。

そして、その先にあるデス・ゾーンと呼ばれる地点は、酸素量が地表の3分の1に満たないため、酸素ボンベ無しで活動すると、体の末端部分に酸素を供給することができないため、ほんの数時間で指先の壊死(凍傷ではありません、壊死です。)がはじまり、命はもって2日程度。眠るイコール死を意味する、まさに極限の地なのです。

見た目はごく普通の人にしか見えない栗城史多さんが、なぜこの極限の地に挑むことができるのか、その強さの秘密に興味があったのですが....



講演会が進むにつれ、栗城さんの凄さは、強さというものとは少し違うのではないかと思えてきました。

山に挑むのではない。山が許してくれたとき、山に登らせてもらうのだ。
極限の地で大切なことは体力や根性ではない、苦しみを喜びに変えることができるかどうか。

周りの全てに感謝すること。周りの方々に助けられ、山に登ることができるのだから。
苦しいときこそ、ありがとうと言おう。

極限の地に行って感じるのは、蛇口をひねると水が出たり、スイッチを入れると電気がついたり、ごく普通に生活できることが如何にありがたいかということ。「ありがたさ」の反対は「あたりまえ」、あたりまえが如何にありがたいことなのか、もっと感じて欲しい。

夢がかなうかどうかということより、とにかく夢は持つことが大事。夢を持てばワクワクするし、自分がワクワクすれば周りが変わる。自分が変われば周りも変わるのだ。

一歩を越える勇気

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前回のエベレスト単独無酸素登頂は残念ながら成功しなかったのですが、今年末か来年初めにもう一度挑戦する予定だと話していた栗木史多さん。次回はエベレストの山頂から周りの景色をながめた後、ソーキそばを食べに来て欲しいです。


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