中城城跡、一の郭西側城壁と拱門の解体補修工事
北中城村に行ってきたわけですが....
沖縄県内に300余りあるとされるグスク(城)の中で、
最も遺構がよく残っていると称される、
琉球王国のグスク及び関連遺産群にも登録された、
中城城跡(なかぐすくじょうし)にやってきました。
中城城で最も広い敷地の一の郭、
かつての正殿があった場所です。
一の郭の発掘調査が行われた際、
大陸から伝わってきたと考えられる陶器や、
正殿の柱等が多く見つかっています。
その一の郭から南の郭へ抜ける拱門ですが、
本来あるはずの屋根の石積みが崩れ落ちています。
実は屋根の石積みが崩れ落ちたのではなく、
一の郭の西側城壁と拱門の石積みに緩みが見られ、
このままでは崩壊する危険があると判断されたため、
解体補修工事が行われている最中なのです。
一の郭西側城壁解体工事
一の郭の西側城壁と拱門は、築造から長い年月の間に石積みが緩んでしまい、崩落する危険性があったため、平成23年12月から平成24年2月にかけて解体工事を実施しました。解体した城壁の石材は、平成25年度に積み直しを行うため、一の郭内に仮置きしています。
解体して並べられた石積みを一個一個、
元の状態に復元していくのですね。
大変そうだなあ....
解体して並べられた石材を見ていると、
手前のほうに一際大きなアーチ形の石が置かれています。
中城城跡の裏門でもアーチ形の石材が使われていますが、
それと同じ構造なのでしょうか。
中城城跡の裏門は、
沖縄県最大のアーチ門といわれていますが、
こちらにある拱門のアーチ形の石材もかなり大きくて、
石材一個が大人ひとり分の大きさはあります。
拱門でこの大きさということは、
裏門のアーチ石は相当な大きさなのでしょうね。
[中城城跡、その他の記事はこちら]
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