エチカの鏡、今回も楽しく見させて頂きました。
国語専科教室の工藤順一先生が今回のゲスト。
都内近郊に教室を4つ、
300人の生徒が在籍する工藤順一先生の国語専科教室では、
小学生の子供たちに日本語を読む、書くといった、
いわゆる国語を教えているだけなのに、
生徒たちは
麻布中学などの有名中学校に次々合格しているという。
国語専科教室では一体何を教えているのか、
どうして国語を教えているだけなのに、
子供たちの成績がみるみるアップするのか....
その秘密に迫る前に、日本語力向上スペシャルということで、
荒俣宏、勝俣州和、山本博、辻希美、森田一義の出演者五人で、
日本語にまつわるクイズや、
四コママンガのコボちゃんを教材にした作文づくりに挑戦することに。
この場面では「づ」と「ず」のどちらが使われるのか、
「う」が入るか「お」が入るか、
これは「音」なのか「様子」なのか、
四コママンガ「コボちゃん」を見て状況を説明しなさい、など、
番組の中で出題される問題を見ながら、
家族でギャーギャーとやっていたわけですが....
家族で楽しく問題を解きながら、
読む、書く、理解してそれを言葉で表現するという力が如何に大事なことか、
気づかされた気がします。
読む、書く、理解して言葉で表現する力が高まることで、
論理的に物事を考える能力が育つのですね。
論理的に物事を考える能力が身につけば、
国語やそれ以外の教科についても、
子供たちは自分の頭で問題の意味を理解し、
そして答えを導き出そうとします。
型にはまった問題しか解くことができない、
受験学習に慣らされた子供たちとは、
頭の構造が違ってくるというわけです。
最近の子供たちは国語力が極めて低下していると嘆く工藤順一先生。
国語力を身につけるために薦めていたのは、
とにかく良書をたくさん読むこと。
受験対策のための国語ばかり勉強するから、
子供たちの国語力が低下するのだと危機感を感じていた工藤順一先生が、
目の前のことをただ見るのではなく、
見える現実を理解して感じ取り、
自分の言葉で表現できることが重要なのだ、
と話していたことが印象的でした。
番組の中で工藤順一先生が薦めた本はこちら。
小学校1年生から2年生向けとして、
「あおい目のこねこ」、「がちょうのペチューニア」を推薦していました。
この時期は本を読むというより、
本を読むことに慣れさせる必要がありますので、
ストーリーが簡単で、
どんな子どもでも楽しんで読める本が良いとのことです。
小学校3年生から5年生向けとして、
「二分間の冒険」を推薦していました。
子どもが想像力を働かせるファンタジーな本のほうが、
どんな子どもでも本の世界に入り込むので良いとのことでした。
小学校6年生向けとして、
「ニングルの森」を推薦していました。
リアルな現実に対して、
自分の考えを持たせることが重要になってくる時期なので、
人間の文明論や環境問題などについて、
子どもたちが考えるのは効果的なのだそうです。
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