沖縄の風景

普通の観光案内にある沖縄の風景とはひと味違う、ニッチな沖縄の風景を紹介します。観光名所として知られる沖縄の風景はもちろんですが、観光案内では紹介されないようなマニアックな沖縄の風景まで、様々な沖縄の風景をお楽しみ下さい。たまに沖縄の風景とは全く関係のないネタが飛び出すこともありますが、これもご愛敬ということで....
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白梅学徒看護隊之壕の風景

八重瀬町に行ってきたわけですが....

八重瀬町富盛にある八重瀬公園の駐車場にやってきました。
八重瀬町の白梅学徒看護隊之壕

駐車場そばの階段を上っていくと、
八重瀬グスク(富盛城)や八重瀬公園があるのですが、
階段のすぐ左側にもう一つ階段が....
八重瀬公園そばの白梅学徒看護隊之壕

左側の階段がどこに向かっているかというと....
八重瀬岳の白梅学徒看護隊之壕

白梅学徒看護隊之壕に向かう階段だったのです。
白梅学徒隊

階段を上った場所には、
大きな岩の間にわずかに出来た空間があります。
ヌヌチマガマ

階段から10メートルほど奥に歩いた場所に、
岩の切れ目に出来た洞窟の入り口が見えてきます。

この洞窟が白梅学徒看護隊之壕です。

壕の入口付近の岩が黒ずんでいるのは、
アメリカ軍の火炎放射の攻撃を受けた跡だと言われています。
第一野戦病院新城分院壕

本 白梅学徒隊(県立第二高等女学校) - 現地の看板より引用

第二四師団第一野戦病院入隊(山3486)

昭和20年3月6日
 県立第二高等女学校在学四年生55名は軍命により軍属となり、第24師団第一野戦病院(山3486)入隊、衛生看護教育隊として東風平国民学校で教育を受けた。集中教育で毎日テストが繰り返された。また注射の実施指導も行われた。
 教育隊の第一班から第三班までは、積徳高等女学校在学生55名が配置され、第四班から第五班までは第二高等女学校の在学生55名が配置された。第六班は初年兵で構成されていた。

昭和20年3月24日
 衛生教育終了。同日夕方、白梅隊員は字富盛八重瀬岳にある、第一野戦病院へ移動配置された。

昭和20年3月25日~27日
 健康上または家庭の事情で、白梅隊員9名に帰宅命令。

昭和20年4月下旬
 第一野戦病院新城分院壕開設され、命により白梅隊員5名配置につく。(通称ヌヌマチガマ)

昭和20年6月3日
 戦況が悪化し新城分院壕は閉鎖され、隊員5名は八重瀬の本体へ帰隊した。

同日
 第一野戦病院本部は戦況の悪化により、富盛の八重瀬岳から糸満市国吉の壕へ後退が決定され、直ちに移動を開始した。

富盛の上の壕
 L字型の壕入り口に手術室があった。白梅隊員の主な任務は病兵の食事、用便の世話、包帯交換さらに手術の手伝い、切断した手足の処置等々であった。

富盛の下の壕
 八重瀬岳中腹に掘られた縦横其々四、五本の入口壕でおよそ500名の患者収容能力があった。その壕には軍医、衛生兵、看護婦がおよそ190名と白梅隊員46名がいた。白梅隊の主な任務は傷病兵の食事、用便の世話、包帯の交換、水汲み汚物の洗濯であった。
 
沖縄戦の病院壕跡をいくつか訪ねたことがありますが、
どこの壕も医療道具はおろか薬すら不足している状況で、
治療といえば患部を切断するしか手がなかったといわれます。

麻酔なんてもちろんないため、
切断のときに暴れる傷病兵を押さえつけるのが、
学徒隊の大事な任務の一つだったといいます。
白梅学徒看護隊之壕の風景

そして壕からの撤退が決まったとき、
連れて行くことが出来ない傷病兵に、
青酸カリか手りゅう弾のどちらかを手渡したといいます。

沖縄陸軍病院南風原壕
伊原第一外科壕
糸洲の壕 の風景はこちら

沖縄本島 白梅学徒看護隊之壕の場所はこちら



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Posted by 沖縄の風景 はじめ at 2011年01月24日   08:30
Comments( 0 ) 八重瀬町
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