沖縄の風景

宮古島に行ってきたわけですが....

宮古島の北側に位置する池間島。

宮古島と池間島は池間大橋でつながっているので、
車にのったまま池間島へ渡ることができます。

島の周囲が約10キロメートル、
人口は約700人の小さな池間島ですが、

その池間島に沖縄県内最大の湿原があるということで、
さっそく見物に行くことに。

湿原への入り口はちょっとわかりにくいのですが、
池間島の一周道路に小さな標識がありますので、
それを目印に島の中心部へ向かいます。


標識がなければ迷いそうなほど、
何もない砂利道を進んでいきます。


まさか道を間違えたか、と思うほど、
進む先には何も見えないのですが....


島の一周道路から砂利道に入り、
約5分ほど進んだ場所に、

10台以上は車が止められそうな駐車スペースと、
鉄骨製の建築物が見えてきます。


　池間湿原

　池間湿原（イーヌブー）は、池間島の真ん中にある沖縄県内でも最大の湿原です。
　もともとは海とつながっていましたが、昭和の初めに漁港整備のため入口が埋め立てられて、現在では淡水化が進み今の湿原になりました。ここでは一年を通じてたくさんの種類の野鳥が飛来するため、バードウォッチングが楽しめる場所になっています。

目の前に見える建築物は、
池間湿原に飛来する野鳥を観察するため、
この場所につくられたものなのです。


建物の中に入ってみると、
広大な池間湿原が一望できます。


　国指定池間鳥獣保護区

　池間島鳥獣保護区は、数少ない淡水性の湿原である池間湿原を有し、ハシビロガモやリュウキュウヨシゴイなどのカモ類やサギ類を始めとした様々な鳥類の生息地となっています。また、ムラサキサギやオオクイナの繁殖地の北限となっています。
　このように貴重な自然を有することから、鳥類の集団渡来地として国指定鳥獣保護区に指定されています。

実はこちらの池間島、
昔は二つの島に分かれていたそうですが、

かつて狩俣、島尻、池間、大神を治めていた
「四島の主」とよばれる豪族が石橋をかけ、
そこに土砂が堆積して一つの島になったそうです。


目の前に広がる広大な池間湿原、

池間湿原をこの場所から眺めると、
沖縄県内最大級の湿地帯ということも頷けます。


しかし、野鳥観察の難しいこと....

「そこに鳥の群れがいるよ」などと教えてくれるのですが、
素人の私はそこに何かがいることを確認するのがやっとで、
鳥の種類なんてわかるはずもありません。

また鳥の動きも速いので、
そんな鳥の姿をデジカメに収めるなんて、
とても無理な話です。

ここではとりあえず、
広大な池間湿原の雰囲気だけお伝えします。


　池間湿原、野鳥観測台の場所はこの辺り


[池間島、その他の記事はこちら]
かつて池間、狩俣、大神、島尻の四邑を収めた四島の主の墓
NHKドラマ「純と愛」に登場したハート岩
大主神社、宮古島市の池間島、ウハルズ御嶽やナナムイとよばれる立入禁止の神社



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