沖縄の風景

普通の観光案内にある沖縄の風景とはひと味違う、ニッチな沖縄の風景を紹介します。観光名所として知られる沖縄の風景はもちろんですが、観光案内では紹介されないようなマニアックな沖縄の風景まで、様々な沖縄の風景をお楽しみ下さい。たまに沖縄の風景とは全く関係のないネタが飛び出すこともありますが、これもご愛敬ということで....
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渡名喜島でドクターヘリを見て感じた離島医療、へき地医療の現状


渡名喜村に行ってきたわけですが....

悪天候によるフェリー欠航のため、渡名喜島で予定外の延泊となった訳ですが、そこで偶然ある光景を目の当たりにしました。

宿にいてもヒマなので、渡名喜港の近くを散歩していたときのこと。

目の前を突然ヘリコプターが低空飛行で横切っていき、港そばのヘリポートに着陸していきました。いったい何事かと思い近くへ行ってみると、ドクターヘリがまさに救急患者を搬送しようとしているところでした。
ドクターヘリ mesh MESH メッシュサポートサービス 救急救命センター フライトドクター トリアージ

私が救急用ヘリポートに着いたとき、ちょうどドクターヘリに急患のタンカが乗せられようとしていたところでした。誰がどういった理由で搬送されるのかまでは分かりません。
医療用ヘリコプター 緊急用ヘリコプター 離島医療 僻地医療 へき地医療 遠隔地医療

ヘリコプターに救急用タンカが乗せられたかと思った瞬間、ドクターヘリは勢いよく離陸していきました。
沖縄県 緊急搬送 診療所 島の医療

急患用ヘリポートのそばに、飛び立つドクターヘリを不安そうに見つめる数名のお年寄りの姿がありました。

島に診療所はあるものの、すぐに医者にかかることができない離島医療、へき地医療の現状を見せられた気がします。
緊急搬送 急患 救急車 救急ヘリ 救急飛行機

渡名喜港のそばにある、長さ25メートル程度の小さなヘリポートですが、この小さな施設が、島民の命を守る最後の砦というわけです。
渡名喜ヘリポート と渡名喜島ヘリポート 渡名喜村ヘリポート

実は、ドクターヘリの離陸を見届けた、その後の話がありまして....



散歩の途中で見かけた、とある光景をデジカメで撮影したくて、高さ1メートル程度のブロック塀に飛び乗ろうとしたとき、勢い余って足を滑らせ、そのブロック塀から落ちてしまったのです。

体が横向きになって塀から落ちたようで、ジンジンと左肩に痛みを感じました。幸いデジカメは右手で持っていたので壊れずにすんだのですが、塀から落ちるなんて恥ずかしいなあと思い立ち上がってみると、右足のスネあたりに強烈な痛みが....

ズボンの右足の部分がみるみると赤く染まっていくのが見えました....

急いでズボンをめくってみると、すねの部分が15センチほどパックリと切れており、自分でも驚くほど血が吹き出していました。その瞬間痛みは特に感じなかったのですが、とにかく出血がひどかったので持っていたタオルで患部を押さえ、右足を高く上げて何とか出血を抑えようと必死でした。

....幸い傷口は深くなかったようで、患部を10分ほどタオルで押さえることで血は止まったのですが、もしあのとき頭から落ちていたら、もし傷口が深く出血がひどくて止まらなかったら.... もしかして、次は自分があのドクターヘリのお世話に.... 真っ赤に染まったタオルを眺めながら、冷や汗が止まりませんでした。

改めて傷口を見ると、とてもドクターヘリのお世話になるような傷ではなかったので安心したのですが、タオルで患部を押さえていた間は、あまりの恐怖で心臓がバクバクいってたのを思い出します。

あとでよくよく考えてみたとき、この程度のケガは大したことなかったはずなのですが、ドクターヘリの姿を見て離島医療、へき地医療の現実を見せられた直後だっただけに、患部をタオルで押さえて必死に止血している間は、完全に冷静さを失っていたと思います。
離島病院 離島診療所 離島医療 離島治療 離島医師 離島医者 駐在医師

タオルが真っ赤に染まるほど出血はしたのですが、幸いにもドクターヘリや診療所のお世話にはならずにすみました。私はたまたま運が良かっただけですが、渡名喜島をはじめとする離島で生活する方々は、日々このような恐怖と背中合わせで生活しているのかも知れません。

沖縄県ドクターヘリ運行開始! - YouTube


沖縄県ではまた、沖縄県北部医師会病院が中心となって民間ドクターヘリを運営しているのですが、維持管理費が高額であることから、今後の運営を維持するため寄付を呼びかけているところです。私も今回、渡名喜島でブロック塀から落ちたことでいろいろ考えさせられましたので、微力ながら寄付させて頂きました。

あのときブロック塀から落ちたことで、いろいろなことに気づかされた一日でした。

コードブルー 緊急救命 救急医療 山下智久 新垣結衣 戸田恵梨香 比嘉愛未 浅利陽介 寺島進 杉本哲太 渡名喜島急患用ヘリポートの場所はこちら


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Posted by 沖縄の風景 はじめ at 2009年01月26日   05:45
Comments( 6 ) 渡名喜村
この記事へのコメント
はじめさん大丈夫ですか、

気を付けて下さいね、もう、

見ている方が痛くなります。

そんな時って強いグーが

握れなくなります。
Posted by 兄ー兄ー at 2009年01月26日 23:55
 ドクターヘリ、離島や僻地が多い沖縄では必要ですよね。 今ジャスコに募金箱がおいてあるのはご存知だと思います。私も心ばかりですが、寄付しました。

 Drコトー診療所ではないけど、やはり島に1つは診療所は必要だと思いました。けれども予算や人材の関係で、すぐには出来ないでしょうね。 ドクターヘリの重要性、改めて感じます
Posted by 美江美江 at 2009年01月27日 01:03
これって、1月9日だよね?
私、ちょうどヘリが出る側の読谷ヘリポートで取材してたの。
で、ミッションです!って行き先が、渡名喜島!
はじめさんがヘリの行き先にいたとは思わなかったな~。

沖縄県のように東西南北に各500キロもあって、
しかも離島県って、そんな都道府県は他にないでしょ。
沖縄にドクターヘリは2機必要だと思います。
救急車で搬送できないんだもん!!
U-PITもMESHも両方予算がついてしかるべきだと思う!
土建屋がもうかる道路行政やハコモノ行政には群がって、
国からカネをせしめることには必死になるくせに、
こういう県民の命を支える大切な部分は、他の都道府県と足並みをそろえるなんて、
県のやり方はバランスを欠いていると思います。
新聞2社も、夕刊を廃止してるヒマがあったら、
こういうことで世論をリードしてくれよ。
Posted by ちず。 at 2009年01月28日 10:27
兄ー兄ーさんこんにちは。

心配して下さりありがとうございます。

元を辿れば塀から落ちた私がドジだったわけで.... (汗)

まったくお恥ずかしい....
Posted by はじめはじめ at 2009年01月29日 11:56
美江さんこんにちは。

渡名喜島に診療所はあるのですが、

もし頭から落ちていたら、
もし出血が止まらなかったら....

どうなっていたんだろうと思います。

診療所があっても大きな病気や怪我には対応できないし、
中には常勤の医師がいないところもあります。

離島医療の現実を考えてしまいます。
Posted by はじめはじめ at 2009年01月29日 12:13
ちずさんこんにちは。

ちずさんのコメントを読んで驚きました!
こんな偶然って本当にあるんですね。

しかし今回、
ブロック塀から落ちるドジを踏んだおかげで、
離島医療、僻地医療の現実を考えさせられました。

沖縄県が離島県であることや、
そのエリアの広さを考えると、
ドクターヘリの重要さをもっと考えて欲しいと思います。

渡名喜島のヘリポートで、
ドクターヘリの離陸を不安そうに見つめていた、
おじいさんの心配そうな表情が今でも忘れられません。
Posted by はじめ at 2009年01月29日 12:53
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