沖縄の風景

普通の観光案内にある沖縄の風景とはひと味違う、ニッチな沖縄の風景を紹介します。観光名所として知られる沖縄の風景はもちろんですが、観光案内では紹介されないようなマニアックな沖縄の風景まで、様々な沖縄の風景をお楽しみ下さい。たまに沖縄の風景とは全く関係のないネタが飛び出すこともありますが、これもご愛敬ということで....
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玉城朝薫の墓の風景

浦添市に行ってきたわけですが....

浦添警察署の正面の道を南向きに移動したところに、
組踊の創始者として知られる、
玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)の墓と書かれた標識があります。
玉城朝薫の墓

玉城朝薫の墓の入り口付近では、
ちょうどトンネル工事が行われています。
組踊 玉城朝薫

標識の矢印に従って階段を上っていくと....
朝薫の五番 玉城朝薫

階段を上りきると、
出てきたところは工事中のトンネルのすぐ近く。
二重敵討 玉城朝薫

もう少し前に進んでみると、
トンネルの真上あたりにちょっとした広場が見えてきます。
執心鐘入 玉城朝薫

広場に向かうと、
目の前に玉城朝薫の大きなお墓が現れます。
銘苅子 玉城朝薫

玉城朝薫の墓 玉城朝薫の墓(邊土名家の墓) - 現地の看板より引用

 邊土名(へんとな)家は、玉城間切の総地頭職をつとめた家柄で、同家十代目の玉城朝薫は、琉球の王朝の国劇、組踊(くみおどり)の創始者として知られています。
 朝薫は首里王府の踊奉行をつとめ、琉球の故事と江戸上りの際に見た能楽、狂言、歌舞伎をもとに、組踊五番とよばれる「二重敵討」、「執心鐘入」、「銘苅子」、「女物狂」、「孝行の巻」を創作しました。
 この墓は、幕室の天井を四本の柱で支える形式で、墓の前庭の石垣は撥形(ばちがた)に開いています。17世紀後半に造られたと推定されています。17世紀後半から18世紀前半に中国の影響を受けて亀甲墓が成立していく時期の特異な構造をしています。

史跡指定 平成7年8月8日 浦添市教育委員会

玉城朝薫の墓は亀甲墓のような、そうでないような....
なんともいえない不思議な形のお墓です。
女物狂 玉城朝薫

ちなみに玉城朝薫の墓はトンネルのちょうど真上にあります。

トンネルを下から見上げると、
玉城朝薫の墓の頭がちょっと見えているのが分かりますか。
孝行の巻 玉城朝薫

沖縄本島 玉城朝薫の墓の場所は、だいたいこの辺り



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Posted by 沖縄の風景 はじめ at 2011年03月24日   21:00
Comments( 0 ) 浦添市
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